Transparent Cloud Tiering
透過クラウド階層化は、ボリューム・データをコピーしてクラウド・ストレージに転送することを可能にするライセンス交付対象機能です。システムはクラウド・サービス・プロバイダーへの接続を作成して、ボリューム・データのコピーをプライベート・クラウドやパブリック・クラウドのストレージに保管することをサポートします。
管理者は Transparent Cloud Tiering を使用して古いデータをクラウド・ストレージに移動することで、システム上に容量を確保できます。システム上でデータのポイント・イン・タイム・スナップショットを作成し、それをコピーしてクラウド・ストレージに保管できます。外部のクラウド・サービス・プロバイダーがクラウド・ストレージを管理するので、システムのストレージ・コストが削減されます。データをクラウド・ストレージにコピーするには、事前にシステムからクラウド・サービス・プロバイダーへの接続を作成しておく必要があります。
クラウド・アカウントは、特定の資格情報セットを使用してクラウド・サービス・プロバイダーへの接続を表す、システム上のオブジェクトです。これらの資格情報は、指定されたクラウド・サービス・プロバイダーのタイプによって異なります。ほとんどのクラウド・サービス・プロバイダーはそのクラウド・サービス・プロバイダーのホスト名と関連するパスワードを求め、一部のクラウド・サービス・プロバイダーはクラウド・ストレージのユーザー認証用の証明書も求めます。パブリック・クラウドでは、既知の認証局によって署名された証明書を使用します。プライベート・クラウド・サービス・プロバイダーは、自己署名証明書または信頼された認証局によって署名された証明書を使用できます。これらの資格情報はクラウド・サービス・プロバイダーで定義され、クラウド・サービス・プロバイダーの管理者を介してシステムに渡されます。
認証されたシステムは、クラウド・ストレージにアクセスしてデータをクラウド・ストレージにコピーしたり、クラウド・ストレージにコピーされたデータをシステムに復元したりすることができます。システムでサポートされるクラウド・アカウントは、単一のクラウド・サービス・プロバイダーに対して 1 つです。プロバイダー間のマイグレーションはサポートされません。
各クラウド・サービス・プロバイダーは、クラウド・ストレージを、そのストレージを使用するクライアントごとのセグメントに分割します。これらのオブジェクトはそのクライアントに固有のデータのみを保管します。これらのオブジェクトの名前の先頭には、システムのアカウント作成時に指定できる接頭部が付きます。接頭部はこれらのオブジェクトに保管されるシステム固有の内容を明示しており、接頭部を付けることで、複数の独立したシステムがデータを単一のクラウド・アカウントに保管できます。これらのストレージ・オブジェクトを表す用語は、クラウド・サービス・プロバイダーによって異なります。